①造血機能の低下
②自律神経の失調
③睡眠不足
④慢性炎症
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正解は、「④慢性炎症」です。
慢性感染症、膠原病、悪性腫瘍、内分泌疾患、そしてリーキーガットなどによって炎症が続くと貧血になることがあり、「慢性炎症による貧血」といいます。
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鉄分は十分でも貧血になるのは
慢性の感染症やリーキーガットなどによって炎症が続くと、肝臓や脾臓に蓄えている鉄(フェリチン)が放出されなくなり、骨髄で造血するために使えなくなります。その結果、貧血になってしまいます。
そのメカニズムは、次のようになっています。
①慢性炎症がおきると、血液中に「炎症性サイトカイン」が増えます。
②炎症性サイトカインは、肝臓で「ヘプシジン」の合成を促します。
③ヘプシジンは、肝臓や脾臓に蓄えている鉄を運び出すフェロポルチンを分解して、鉄を放出できなくなります。
④さらにヘプシジンは、小腸からの鉄の吸収を抑制しますから、鉄不足になります。
その結果、体内に十分な鉄があるにもかかわらず、貧血になってしまうのです。
治すカギは、慢性炎症を押さえることです。その基本は、歯周病とリーキーガットを治すことです。