①狭心症
②気管支炎
③食道炎
④肋間神経痛
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正解は、「③食道炎」です。
食道の粘膜がただれて炎症がおきると、胸焼けや空咳などの症状が出ます。
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逆流性食道炎と腸内細菌
食道炎の原因で多いのが、胃酸の逆流です。
胃酸が逆流するのは、胃酸の分泌が多すぎるからだと言われています。
しかし、胃酸を抑える薬で症状が悪化することもありますから、必ずしも胃酸の過剰が原因とはいえません。
胃酸が逆流する大きな原因となるのは、腸内ガスです。
とくに小腸で多量のガスが発生すると、腸内ガスが胃に流入して、胃酸を逆流させることになります。
また大腸のガスも、横行結腸が胃を圧迫して、胃酸を逆流させる原因となります。
腸内ガスを発生させるのは、腸内細菌です。
腸内細菌が多いほど、腸内ガスが多く発生し、胃酸が逆流しやすくなります。
胃酸を抑える薬を飲むと、胃袋での殺菌が十分にできなくなるため、小腸で細菌が増殖します。小腸で細菌が増えると、腸内ガスが多く発生して、胃酸の逆流を悪化させてしまうのです。つまり、逆流性食道炎に胃酸を抑える薬は逆効果になってしまうこともあるのです。
胃酸を中和するには、重曹がオススメです。アルカリ性の重曹が、胃酸を中和してくれます。小さじ半分程度を水に溶いて、少しずつ飲むのが効果的でしょう。