①乳酸
②酢酸
③重炭酸
④カルシウム
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正解は、③「重炭酸」です。
血液中の酸性物質を中和するのは、重炭酸塩をはじめ、リン酸塩、血漿タンパクやヘモグロビンなどです。また、呼吸による二酸化炭素の排出と、腎臓から水素イオンを排出することによって、血液の弱アルカリ性が保たれています。
乳酸と酢酸は、酸性です。酸性だから身体に悪いというわけではなく、どちらも大腸内を健全に保つために有効な酸です。
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血液の弱アルカリ性維持
健康者の体液は、pH7.4の弱アルカリ性に保たれています。
生命活動は、酸化の連続です。ガソリンを燃焼させれば酸化物が出るのと同じで、私たちの細胞もエネルギーを燃焼させれば、酸化物が生成されます。それなのに体液が常に弱アルカリ性に保たれているのは、不思議だと思いませんか?
体液を弱アルカリ性に保つうえで、とりわけ重要なのが重炭酸(HCO3)です。
強酸性の胃液から胃壁や腸粘膜を守っているのも、重炭酸です。
体内の重炭酸は、薬の服用や放射線、重金属や化学物質などによって消耗されてしまいます。重炭酸が不足すると体液が酸性化して、あちこちがただれて炎症がおきます。
体液を弱アルカリ性に回復させるには重炭酸を補充すればよいわけで、それには重炭酸ナトリウム(重曹)を飲めばよいのです。ティスプーン半分(約1g)を朝晩2回、水かお湯に溶かして飲むのが効果的です。