①イミダゾールペプチド
②システイン
③分岐鎖アミノ酸
④トリプトファン
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正解は、③「分岐鎖アミノ酸」です。
分岐鎖アミノ酸はバリン、ロイシン、イソロイシンの3種で、Branched Chain Amino Acidsの頭文字からBCAAと呼ばれています。
なお、①イミダゾールペプチドは、鶏の胸肉に多く含まれる抗疲労物質です。
②システインは、メラニンの生成を抑える働きがあるアミノ酸です。
④トリプトファンは、セロトニンやメラトニンの材料となるアミノ酸です。
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「運動の前後に摂ると有効なBCAA」
人の身体を構成しているタンパク質は様々な種類があり、それらのタンパク質は20種類のアミノ酸から構成されています。筋肉を構成しているタンパク質は、分岐鎖アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンが約35%も占めていて、運動中に分解される量も多いことが分かっています。
したがって運動前にBCAAを摂取すると、運動による筋タンパク質の分解を抑え、筋肉損傷の回復を促します。
また運動の直後に摂取すると、筋肉の増強効果が高くなります。またロイシンは、膵臓からのインスリンの分泌を促し、インスリンによる筋肉合成作用を増大します。
自然界の多くの筋肉を構成しているタンパク質には、BCAAのバリン、ロイシン、イソロイシンが1:2:1の比率で含まれています。したがって筋肉を増強するには、バリン・ロイシン・イソロイシンが1:2:1の割合で含まれたBCAAの粉末またはドリンクを、運動の直前または直後に摂取することが望ましいのです。