①鶏肉
②豚肉
③牛肉
④羊肉
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正解は、④「羊肉」です。
羊の肉が、もっとも多くL-カルニチンというアミノ酸が含まれているからです。
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「筋肉増加を助ける肉」
中高年の健康度を大きく左右するのが、筋肉量です。筋肉が多い人のほうが元気で、病気や寝たきりになるリスクが低いことは明らかです。とりわけ足腰の筋肉は、腰痛や膝痛を防ぐだけでなく、脳の機能を維持するためにも重要です。足腰の運動をすると、筋肉から脳の神経組織を修復・成長させるホルモン様物質(BDNF:脳由来神経栄養因子)が放出されるからです。
L-カルニチンには、筋肉増強保持作用、運動能力向上作用、そして脂肪燃焼促進作用があることが知られています。脂肪の70%は筋肉で燃焼されますので、筋肉が多いほど脂肪からエネルギーを産生しやすくなり、太りにくくなります。またエネルギー産生が多いほど、肉体的にも精神的にも疲労が軽減します。
またL-カルニチンは、瞬発力を発揮する「速筋」を増強する作用があります。
L-カルニチンは体内で合成されるアミノ酸ですが、その合成量は年齢とともに低下していきますので、食事からの摂取が必要です。
L-カルニチンがもっとも多い肉は羊で、次に多いのが牛肉、その次が豚肉、一番少ないのが鶏肉です。羊の肉を日常的に食べるニュージーランド、オーストラリア、モンゴルの人たちが筋肉質でたくましいのは、L-カルニチンの摂取量が多いからかもしれません。