①炭酸水
②青汁
③ウーロン茶
④コーヒー
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正解は、②「青汁」です。
青汁には、「硝酸体窒素」が多く含まれているからです。亜硝酸塩の多量の摂取は、酸素運搬能が著しく低下して酸欠症状を引きおこす、「メトヘモグロビン血症」の要因となります。
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「メトヘモグロビン血症」
肥料の窒素分を植物が吸収すると、葉の部分に「硝酸体窒素」として蓄えられます。そこで光合成が十分に行なわれればタンパク質に変わりますが、ハウス栽培や即席栽培のように光合成が不十分だと硝酸体窒素のまま葉に残留します。
人間が硝酸体窒素を摂取すると、肉や魚のアミンと反応して発ガン性物質の「ニトロソアミン」に変化し、胃ガンや大腸ガン、腎臓病、糖尿病などの原因となります。
硝酸体窒素は、腸内細菌によって「亜硝酸塩」にも変化します。
亜硝酸塩は、赤血球のヘモグロビン(血色素)を酸化させて「メトヘモグロビン」を生成します。メトヘモグロビンが、全ヘモグロビン量の10%(1.5g/dl)以上になると「メトヘモグロビン血症」となり、酸素運搬能が著しく低下して酸欠症状を引きおこします。
硝酸体窒素は、小松菜やホウレン草、チンゲン菜などの青野菜で、葉の色が濃いものほど多く含まれています。青野菜を選ぶときは、なるべく葉の色が淡いものを選ぶようにしましょう。
また硝酸体窒素は、緑茶(特に玉露や抹茶)にも多く含まれています。
ちなみに酸欠でもっとも被害を受けるのは、目の網膜です。硝酸態窒素を多く含む食品を食べすぎないように気をつけましょう!