①ブルーベリー
②ビルベリー
③カシス
④赤ワイン
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正解は、③「カシス」です。
カシスに含まれる「カシスアントシアニン」は、目の網膜の血流を改善する効果が高いことが明らかになっています。
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「網膜の血流不良」
緑内障で失明する人の大半は眼圧が正常で、「網膜の血流」が原因であることが多いのです。網膜の血流の良し悪しは、「眼底検査」や「OCT(眼底三次元画像解析)」を受ければ確認できます。
札幌大学が行った実験で、カシスを使った人とそうでない人では、視野のダメージに2倍の差があったという結果が出ています。カシスに含まれている「カシスアントシアニン」には、抗酸化作用と目の血流を良くする作用があるからです。
ちなみにブルーベリーには、この成分は含まれていません。
目の網膜の血流を悪くする原因には、糖尿病・貧血・低血圧・高血圧・偏頭痛・近視・紫外線・ブルーライト・毛染め剤などがあります。
糖尿病の合併症で失明するのは、目の網膜の毛細血管がダメージを受けるからです。
高血糖になると、血液中の糖とタンパク質がメイラード反応(タンパク糖化反応)をおこして、老化物質のAGEs(終末糖化産物)がたくさん生成されます。するとAGEsによってコラーゲンが劣化されて、毛細血管がダメージを受けて血流が悪くなります。
目の網膜の毛細血管がダメージを受けるほど視力が低下していき、最終的に失明にいたるのです。視力を失わないためにも、「高血糖にならない食生活」がきわめて重要です。
ちなみに、果糖はブドウ糖の10倍も多くのAGEsを生成します。果物にはビタミンCやアントシアニンなどの有益な成分が含まれていますが、その一方で大量の果糖も含んでいるのです。つまり、果物は目に悪いのです。