①放置していると、失明する恐れがある。
②老眼の一症状なので、心配することはない。
③角膜が乾燥してできたシワが、蚊が飛んでいるように見える。
④白内障(水晶体の混濁)の初期症状である。
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正解は、①「放置していると、失明する恐れがある」です。
飛蚊症は、硝子体の繊維が萎縮していくことによって生じる症状です。
硝子体の萎縮が進むと、網膜に穴があくことがあります。網膜に穴があくと、穴の奥から色素細胞が出てきて線維細胞を形成し、濁りとして感じるようになります。放置していると網膜の血管が切れて出血したり、網膜がはく離したりして、失明することもあります。
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「蚊や光が飛んで見えたら注意」
硝子体(しょうしたい)が萎縮してできる「硝子体の濁り」が、蚊のように見えるのが飛蚊症です。
蚊ではなく、「光が飛んで見える」こともあります。この光は、萎縮した硝子体線維が網膜を引っ張ることによって電気反応がおきることで生じます。このように硝子体線維が網膜を引っ張る原因としては、網膜に穴があいている可能性があります。
つまり、飛蚊症も光が飛んで見えるときも、網膜に穴があいたときの自覚症状です。長く放置しておくほど治りにくくなりますから、なるべく早く眼科外科医の診断を受けるほうがよいでしょう。