①ソバと卵
②白米と魚
③白米と肉
④玄米と大豆
▼Click! 解答・解説 ▼
正解は、④「玄米と大豆」です。
玄米と大豆には、「フィチン酸」が多く含まれています。フィチン酸は、カルシウムやマグネシウム、鉄や亜鉛などといったミネラルと結合して排出させてしまうため、ミネラル不足の原因となります。
▼Click! 体質改善マメ知識 ▼
「抗栄養素に注意!」
玄米や大豆には、「フィチン酸」と呼ばれる“抗栄養素”がたくさん含まれています。
フィチン酸は、食事に含まれるカルシウムやマグネシウム、鉄や亜鉛などといった必須ミネラルと結合する性質が強く、結合するとそのまま便とともに排出されてしまいます。そのため、いくらミネラルが豊富な食事をしても、必須ミネラルの吸収率は低下し、身体はミネラル不足になります。
必須ミネラルの吸収率は、“胃酸の分泌力”によっても変化します。
ミネラル類は胃酸によってイオン化されなければ吸収されませんから、胃酸の分泌が少ない人はミネラル不足に陥りやすくなります。
「胃酸を増やす」というと、逆流性食道炎などのイメージから悪者のように思ってしまう方もいるかもしれませんが、胃酸はけっして悪者ではなく、①胃袋内を殺菌し、②タンパク質の消化を助け、③必須ミネラルをイオン化して吸収可能にし、④葉酸とビタミンB12の吸収を可能にする、などといった重要なはたらきがあるのです。