①腰椎の椎間板ヘルニア
②肩関節の亜脱臼
③膝の軟骨がすり減っている
④足首のねんざ
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正解は、④「足首のねんざ」です。
足首の関節を足関節と言い、脛骨と距骨が連結しています。
ねんざや横座りなどによって足首が歪むと、顎関節がずれて内耳にリンパ液が貯留します。その結果、メニエール病と同様の症状がおこります。
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「めまいの原因はたくさんある」
めまいの原因は多数あって、専門家でも原因を特定するのが難しいものです。
代表的な原因として、脳腫瘍のような脳の疾患やメニエール病のような内耳の疾患が知られています。
しかし大半は、「良性発作性頭位めまい症」といわれるもので、内耳にある三半規管のリンパ液の中に、耳石器からはがれ落ちた“耳石が浮遊する”と、めまいがおきます。
耳石器は、平衡感覚をキャッチするところです。三半規管の内部に満たされたリンパ液が身体の傾きに応じて動く流れを耳石が感知して、「前庭神経」から脳に伝えます。
耳石器からはがれ落ちた耳石は、頭の向きを色々な方向に変えることによって三半規管内の移動が促され、やがてリンパ管に吸収されます。すると、めまい症状が治まります。
首・肩のコリや噛みしめなどによる「頚椎や顎関節の歪み」も、めまいの一因です。
また、ストレートネックなどの「頸椎の変形」は、椎骨脳底動脈の血流を悪くします。すると「前庭神経核」が障害されて三半規管の異常が生じ、めまいがおきます。
「胃腸の具合が悪い」ときも、めまいをおこしやすくなります。
「遅発型フードアレルギー」でも、めまいがおきます。
見逃されがちなのは、「足首の歪み」です。足首が歪むと、顎関節がずれて、内耳にリンパ液が貯留します。その結果、メニエール病と同様の症状がおこります。