①膵臓
②肝臓
③小腸
④腎臓
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正解は、④「腎臓」です。
腎臓は、骨髄の造血を促す「エリスロポイエチン」というホルモンを分泌しています。
慢性腎臓病(CKD)のもっとも多い原因は、糖尿病です。糖尿病によって腎機能が低下すると、エリスロポイエチンの分泌が減少して骨髄の造血機能が低下するため、貧血になるのです。
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「鉄分補給では改善しない貧血」
腎臓は、血液を浄化するだけでなく、造血にも関与しています。
腎機能が低下すると、造血を促すエリスロポイエチンの分泌が減って、赤血球を作る力が低下して貧血になります。腎機能の低下が原因でおきる貧血を、「腎性貧血」といいます。
腎性貧血になると、疲れやすい・動悸・息切れ・めまいなどの症状が現れます。これらの症状は「鉄欠乏性貧血」と同じですが、腎性貧血は鉄分を補給するだけでは改善しません。腎性貧血には、エリスロポイエチンの不足を補うために腎性貧血治療薬が必要です。
早い時期から腎性貧血を治療することで、疲れやすい・動悸・息切れ・めまいなどといった症状が改善するほか、心臓の働きも改善し、慢性腎臓病(CKD)の進行を抑えることが期待できます。