①ワカメの味噌汁→焼肉→ご飯
②ワカメの味噌汁→ご飯→焼肉
③ご飯→焼肉→ワカメの味噌汁
④焼肉→ワカメの味噌汁→ご飯
▼Click! 解答・解説 ▼
正解は、①ワカメの味噌汁→焼肉→ご飯、です。
まず食物繊維が多い野菜や海藻を食べておくと、糖質の消化が妨げられて、糖の吸収スピードが遅くなります。
次にタンパク質や脂肪が豊富な食品を食べると、インクレチンという消化管ホルモンが分泌されて胃腸の動きが遅くなるため、糖の吸収が遅くなります。
また、脂肪も糖質の消化を妨げるので、糖の吸収スピードが遅くなります。
つまり食後の血糖値の急上昇を防ぐ秘訣は、炭水化物を最後に食べることです。
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「血糖値スパイク」
空腹時血糖値が正常でも、食後に血糖値が急上昇する「血糖値スパイク」は、糖尿病とまったく同じ弊害をもたらすことが明らかになっています。そのため血糖値スパイクは、「隠れ糖尿病」とも言われています。
血糖値が上昇すると、血液内で大量の活性酸素が発生し、血管の内壁が傷つけられます。すると即座にマクロファージが潜入して傷が修復されますが、何度もくり返されると血管内壁が肥厚して、血液の通り道が狭くなってきます。その結果、血流が悪くなります。
また血糖値が高くなると、糖とタンパク質がメイラード反応(=タンパク糖化反応)をおこして、老化物質のAGEsが多量に生成されます。AGEsによって血管のコラーゲンが硬化しますから、血管の弾力性も失われていきます。
つまり血糖値スパイクが多いほど、身体への弊害が大きく老化が促されるのです。
しかし同じ糖質量を摂取しても、糖の吸収スピードが遅ければ弊害は少なくなるのです。