①アナフィラキシー
②遅発型食物アレルギー
③自律神経失調症
④機能性ディスペプシア
▼Click! 解答・解説 ▼
正解は、②「遅発型食物アレルギー」です。
未消化なタンパク質(ペプチド)は自分のタンパク質ではないので、免疫系が「異物」と認識して排除しようとします。それによって腸に炎症が生じて、血液中に炎症性物質が増えます。その結果、全身に様々な症状を引きおこします。
アレルゲンが侵入してすぐに発症する「即時型アレルギー」と違って、「遅発型食物アレルギー」は、原因となる食物を食べてから数時間から数日たってから症状がおきます。
▼Click! 体質改善マメ知識 ▼
「いつもの不調は、アレルギーかもしれない」
アレルゲンが身体に侵入すると即座にアレルギー症状がおきる「即時型アレルギー」は、IgE抗体によって引きおこされます。
それに対して「遅発型食物アレルギー」は、IgG抗体によって引きおこされ、原因となる食物を摂取してから、数時間から数日たってから症状が現れます。
IgG抗体は、アレルゲン(未消化なタンパク質)と結合して「免疫複合体」を形成します。免疫複合体が形成されても、すぐには症状が出ません。免疫複合体は血流に乗って体内を循環し、さまざまな臓器や器官に運ばれます。そして徐々に蓄えられて、ある程度の限度を超えたときに症状が出始めます。
症状は、免疫複合体が蓄積される臓器や組織によって異なり、アトピー性皮膚炎や喘息、鼻炎をはじめ、頭痛やめまい、眠気や不眠、重だるさ、むくみ、関節痛、便秘や下痢、食欲不振、うつや不安症などと多岐にわたります。
いつもの体調不良は、食物のアレルギー(不耐症)が原因かもしれないのです。IgG抗体検査を受けると、自分に合わない(うまく消化できない)食物を知ることができます。
くわしくはこちら