①糖尿病
②認知症
③腸閉塞
④痛風
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正解は、②認知症です。
極度に栄養が不足しているところに、急にブドウ糖を補給すると、わずかに残存していたビタミンB1が一気に枯渇して「ウェルニッケ脳症」が発症し、認知症と同じような症状が現れます。
無理なダイエットや、つわりによる絶食から栄養不良になった場合、ブドウ糖入りの点滴をする際には注意が必要です。
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「点滴はビタミンB1入りで」
神経組織もブドウ糖を主なエネルギー源としていますが、ブドウ糖をエネルギーとして利用するにはビタミンB1が不可欠です。
妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を取られ、さらにつわりで十分食べられないと、栄養不良になり、ビタミンB1も不足します。こうした状況で急に身体にブドウ糖が補給されると、わずかに残っていたビタミンB1が一気に枯渇して「ウェルニッケ脳症」になる恐れがあるのです。
ですから、ブドウ糖入りの点滴をしてもらう場合は、必ずビタミンB1を入れてもらうように依頼しないといけません。「そんなことは医者が知っているはずだから、いちいち頼まなくてもいいのでは…?」と思うかもしれませんが、実はそうでもないのです。国がビタミン剤の投与を保険診療で認めなくなっていて、患者の自費扱いになるため、医者がビタミン剤を入れるのを遠慮してしまうのです。
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