①神経組織が集合した脳
②身体を動かすための骨格筋
③解毒と代謝を司る肝細胞
④心臓を動かす心筋
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正解は、④心筋です。
ミトコンドリアは、細胞のエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)を大量に必要とする器官の細胞ほど多く存在します。筋肉や脳に非常に多く、もっとも多いのは心筋の細胞です。
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「心筋は休まない」
ミトコンドリアはとりわけ心臓に多く存在し、身体全体のミトコンドリアの35%が心筋細胞に存在しています。
心臓には約700㎎のATPが保存されていますが、心臓が1回拍動するたびに70㎎のATPが消費されていきます。ですからたった10回の鼓動で、保存されていたATPを使い切ってしまいます。ATPがなくなってしまうと心臓が止まってしまいますから、ミトコンドリアは休むことなくエネルギーを生産し続けています。心臓は1日に約8万6千回鼓動しますから、ミトコンドリアは6kg以上のATPを生産しなくてはいけないのです。
そのため心臓の細胞には、およそ2500個ものミトコンドリアがいるのです。小さな細胞の中に、2500個ものミトコンドリアがいるって想像できますか?
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