①浅煎りコーヒー
②深煎りコーヒー
③紅茶
④緑茶
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正解は、①浅煎りコーヒーです。
浅煎りコーヒーに多く含まれるクロロゲン酸は、体内でカフェ酸に変わり、腸内でデンプンがブドウ糖に消化・分解されるのを阻害します。そのためデンプンの消化が遅くなり、食後に血糖値が急激に上がることを抑えることができます。
緑茶や紅茶には、食後の血糖値の上昇を抑える作用はありません。
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「抗酸化力の強いカフェ酸」
コーヒーの成分は熱で変化しますので、浅煎りと深煎りで効果が変わります。
浅煎りコーヒーに含まれるクロロゲン酸は、体内でカフェ酸に変わります。カフェ酸は強い抗酸化力を持つポリフェノールの一種で、「遺伝子保護作用」と「神経保護作用」があります。
筑波大の研究グループが、アルツハイマー病のモデルマウスにクロロゲン酸を投与すると、普通なら溺れ死ぬはずのプールの中で、素早く水上の島を発見して、助かることができることを確認しました。(2008年2月4日 日経新聞)
ちなみに深煎りコーヒーには、クロロゲン酸の作用を邪魔する成分が含まれているため、クロロゲン酸の効果を期待できません。しかし神経の興奮を鎮めるには、深煎りコーヒーのほうが適しています。深煎りコーヒーにはコリン作動性物質が含まれているため、副交感神経が刺激されるからです。
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