①ビタミンCのサプリメント
②ウコン
③シジミ
④コーヒー
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正解は、④コーヒーです。
コーヒーには、肝炎から肝硬変への進行を防ぐ効果や、アルコール性肝炎や肝臓ガンを防ぐ効果があります。
肝臓病の人は、鉄分の摂取によって肝臓が悪化します。ビタミンCは鉄の吸収を促すため、肝臓を悪化させてしまいます。ウコンやシジミも肝臓に良いイメージがありますが、鉄分が多いため逆効果となります。
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体質改善マメ知識「コーヒーのポリフェノール」
コーヒーには、ポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは、抗酸化力が高く腸内の善玉菌のエサとなります。コーヒーのポリフェノール含有量は、赤ワインやチョコレートよりはるかに多いのです。つまりコーヒーは、「強力な抗酸化食品」なのです。
また、コーヒーの主成分であるカフェインには、「抗炎症作用」と「神経細胞の保護作用」があります。
さらに、「抗肝炎ウイルス作用」もあって、肝炎から肝臓ガンに進行するのを防ぐ効果があります。
厚生労働省の研究班(班長:津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)は、1990年から約10年間にわたって、40歳~69歳の男女、約9万人を追跡調査した研究によると、「コーヒーを飲まない人の肝臓ガン発症率」を1.0とした場合、「コーヒーを毎日1~2杯飲む人の発症率」は0.52、「コーヒーを毎日3~4杯飲む人の発症率」は0.48と半減し、「コーヒーを毎日5杯以上飲む人の発症率」は0.24と、4分の1以下でした。
他にも信頼性の高い論文によって、「コーヒーはアルコール性肝炎・肝硬変だけでなく、原因不明の慢性肝炎の発症率も下げる」ことが報告されています。そして、その効果の半分以上がカフェインによるものであることが明らかになっています。
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